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【長崎】軍艦島の魅力とおすすめスポット

世界遺産である軍艦島・・日本近代文化を支えた「端島」

軍艦島というと世界遺産に登録された島として知られています。
軍艦島は通称で本当は「端島」という名前の島で、見た目が軍艦に似ていることから軍艦島と呼ばれるようになった島は、日本近代文化を支えた島でした。
1810年、端島で石炭が発券されその後、1980年くらいから三菱社が鉱区の権利を購入し石炭発掘が始まり、軍艦島の歴史がスタートします。

端島の石炭はとても質の高いもので、隣接していた高島炭鉱と高品質な石炭が採掘され、島は急成長と遂げます。
多くの人が移住し、1960年には5,000人以上もの人々が暮らしていました。
狭い島の中に5,000人もの人たちが暮らしていた当時、人口密度は東京の人口密度と比較して9倍以上といわれていたほどです。

反映を誇った端島はその当時のまま無人島となり、2001年に高島町に譲渡されたことで長崎市の所有となりました。
2015年、明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭産業の構成資産の1つという形で世界文化遺産登録されたのです。

軍艦のような形を作っている高層アパート群・・生活の後がそのまま残る島

軍艦島ツアーなどが行われており、現在でも軍艦島にわたりその魅力を堪能する事ができます。
島に船で近づいていくと、軍艦を形どっていたものが高層アパート群であることがわかってくるでしょう。
島に上陸し小さいトンネルをくぐると廃墟化した建物が現れます。

1960年代にこれほどの大きな建物が建設されていたのかとびっくりするくらい、大きな建物に圧倒されます。
建物はいずれも風化、劣化していますが、大きな建物を見ると当時の軍艦島がどれほど反映していたか・・圧倒的な迫力です。

最長老の鉄筋アパート・・桟橋・・廃墟としての魅力もたっぷり

廃坑となるまでは日々、炭鉱で働く人たちがこの橋を渡っていたのだなと思える、大きな桟橋は不気味な存在感です。
大正5年に建築されたとは思えないほどがっしりとした作りの鉄筋アパートは、劣化しながらもしっかり建ち続けています。
日本の鉄筋アパートの中でも最長老と呼ばれる30号棟は、90数年もの年月を経過しても今なお、軍艦島の繁栄を伝えてくれる存在です。

美しい海に浮かぶ軍艦島はタイムカプセル

この島で炭鉱が閉鎖され閉山となってからも、その当時のまま無人島となった軍艦島は、一部を除きそのままこの島に保存されています。
全国でのテレビ普及率が10%だった当時、軍艦島ではほぼ100%がテレビを保有していたといわれていますし、面積が狭い軍艦島では日本一高い階層の小中学校が作られており、島の中で高度な生活が行われていました。

その当時の人たちの暮らしぶりを今見ることはできませんが、ここに人が暮らしていたのだなという歴史は十分感じることができます。
長崎へ旅行に行く機会があれば、異世界にも感じる軍艦島ツアーもおすすめです。