離島が不便なことは当たり前
離島で暮らしたい、あるいは離島に旅行してみたいと考える人は年々増えています。
都会の暮らしは確かに便利ですが、通勤のストレスや騒音などに疲れきった日常生活を送っている人が少なくありません。
一方、離島というのは都会の喧騒とは程遠い環境で、のんびりと生活ができる場所として人気があります。
とは言っても、離島は首都圏のようにどこに行ってもコンビニがあるわけではなく、いつでも好きなものが手に入るわけではありません。
不便だからこそ味わえるのんびりとした雰囲気が、離島の良さと言えるでしょう。
沖縄県には160の島があり、そのうちの39個が有人離島です。
今年の連休は離島でのんびりと過ごしてみたい、あるいは離島に住んでみたいと考えている人は、まず「離島は不便なものだ」ということをよく把握した上で旅をすることが大切です。
滞在期間が延びることもあり得る
離島というのは、台風などの気象条件に左右されやすい地域です。
ですから、予定していた日に飛行機やフェリーが欠航して滞在期間が伸びてしまうことも珍しくありません。
こんな場合のことを考えて、離島に行く際にはスケジュールをゆったりと立てておくことが重要です。
離島から戻ってすぐに会社の仕事が始まると言うのであれば、連休の2〜3日前までには自宅に戻ってくるような、無理のないスケジュールを立てましょう。
離島で体調が悪くなったら
いつもとは違った気象条件の離島で休日を過ごしているうちに、体調を崩してしまう可能性についても考えなければなりません。
離島では、都心のようにドラッグストアが何軒も並んでいる光景はもちろん見ることができません。
いつもドラッグストアで買っているような常備薬も手に入りにくいので、離島に旅行する際には薬をいつもよりも多めに持っていくように心がけることも忘れてはいけません。
離島にも診療所はありますが、全ての種類の薬が即座に手に入るとは限らないので、持病のある人は特に自分のいつも飲んでいる薬を多めに持っていくようにしたいものです。
旅行の疲れで体調を崩したなと思ったら、我慢せずに早めに診療所で診察を受けるのがおすすめです。
熱っぽいのに我慢して海に行き、結局夜中に救急に行かなければならなくなるよりも、通常の診察時間に診療所で診てもらった方が確実です。
近年では国内でのトコジラミ発生が話題になっていますが、沖縄でもトコジラミの被害が報告されています。宿泊先のホテルなどでトコジラミに刺される、というケースもあるため、害虫対策もしっかりと意識していくことが重要です。
関連情報:沖縄県のトコジラミ駆除・対策 | 害虫駆除相談センター
離島診療所には医師は一人しかいません。
急に具合が悪くなっても、本土のような設備が整っていないことがほとんどなので、体調を良く整えた上で離島に旅行することも重要なポイントです。
逆に、離島に旅行しようと思っていたけれども体調を崩してしまったというような場合には、思い切って旅行先を変更することも考えた方がいいかもしれません。