離島留学とは
大都市での生活は便利だし、身近で何でも手に入るけれど、いつも時間に追われていて心が安らぐ暇がないと感じている人は多いはずです。
もっとゆとりのある暮らしをしたい、豊かな大自然の中で子どもたちを育てたいと思いついたら、「離島留学」について考えてみるのも良いでしょう。
離島留学というのは里親型や合宿型などいくつかの種類があり、期間は夏休みだけのものの他に、1年〜4年前後と受け入れる地方自治体によってまちまちです。
「里親型」というのは、離島の里親のもとから通学するタイプの離島留学で、島にある寮などから通学する「合宿型」と同様に、比較的短期間のものが多いのが特徴です。
留学期間が比較的長いタイプとしては、親も子供と一緒に島に移住してそこから通学する「親子型」、あるいは島にある祖父母の家から学校に通う「孫もどし型」などがあります。
離島留学を真剣に考え始めたら、どれぐらいの期間、どの地域の離島に留学したいのかを明確に定めることが大切です。
離島留学にかかる費用
離島留学にかかる費用は留学の形態と期間、地方自治体によってかなりの違いがあります。
一般的には月に数万円から10万円が相場で、地方自治体によっては補助金を出してくれるところもあります。
新潟県佐渡が行なっている離島留学では、全校生徒18人の松ヶ崎小中学校で小学校1年から中学校3年までの生徒を募集しています。
こちらの離島留学は保護者も一緒に離島に住む親子型で、イルカを見ることのできる恵まれた環境でのびのびと育つことができます。
水泳の授業は海で行われ、地元の食材を使った給食が出るのも魅力です。
学校見学や事前相談も随時受け付けていますので、興味のある人は松ヶ崎小中学校運営協議会内、松ヶ崎留学事務局まで問い合わせてみましょう。
学校見学はオンラインも可能です。
佐渡市では、内海府小中学校でも離島留学「佐渡島キタライフ」で留学生を受け付けており、保護者とともに移住することができるようになっています。
長崎県壱岐の離島留学
長崎県壱岐が行なっている離島留学「壱岐市いきっこ留学制度」は、親子型の外に里親型と孫もどし型にも対応しています。
対象となるのは小学生と中学生ですが、本人の希望によっては離島留学を経て壱岐高等学校(東アジア歴史・中国語コース)へ進学することも夢ではありません。
詳細に関しては、壱岐市いきっこ留学制度運営委員会事務局内の壱岐市教育委員会、教育総務課に尋ねてみることをおすすめします。
同じ長崎県の五島市でも「しま留学生」を募集していますので、興味のある人はぜひ連絡を取ってみましょう。
五島市には世界遺産があり、豊かな自然と歴史的遺産に溢れています。
コンビニやゲームセンターが一軒もない島で、ここで子育てをするのも悪くないものです。