石垣島で働く正社員の年収
求人会社の調査によると、石垣島で正社員として働く人の推定平均年収は331万円でした。
沖縄県の平均年収は320万円ですから、沖縄内ではやや高めといえます。
しかし、沖縄県の平均年収は47都道府県の中で最も低く、全国の平均年収の403万円に比べるとかなり低めと言わざるを得ません。
年収額をゾーンに分けてみると、最も大きなボリュームを占めるのが305〜349万円のゾーンです。
年収は、300万円前半が一般的といえるでしょう。
ただし全体で見ると、最低年収は261万円、最高年収は613万円と年収の幅が広いのです。
スキルや経験があれば、高給で採用される可能性もあります。
また、リモートワークが可能な職業であれば、石垣島で暮らしながら高給を得ることも可能でしょう。
収入に対して、支出はどのくらい必用なのでしょうか?
1人暮らしの場合、年間の平均支出額は113万円で、2人以上の生態の平均支出は額は203万円となっています。
平均支出額も全国平均に比べて、かなり低めです。
とはいえ、石垣島は離島です。
島内で採れた野菜や魚、肉類などは低価格で購入できますが、島外からの送られてくる食品や日用品などは輸送量が上乗せされて高くなります。
このため、支出の内訳をみると食費が占める割合が大きくなっています。
石垣島のパート・アルバイトの時給
正社員は沖縄水準では高めですが、全国水準では低めでした。
パート・アルバイトも同様の結果となっていて、パートの推定平均時給は1,032円です。
沖縄県全体では985円ですから、正社員と同様にパート・アルバイトもやや高めといえるでしょう。
その一方で、全国平均の約1200円に比べると安いといえます。
観光事業など第3次産業で働く人が多い石垣島
石垣島の就業状況をみると、2023年のデータでは石垣島で働く人の総数は2万1,559人となっており、石垣島で暮らす大半の人が地元で働いています。
石垣島以外の沖縄県内のエリアに勤務する人は202人、沖縄県外の都道府県に勤務する人は57人にとどまっています。
また、産業別では第一次産業従事者が2,075人、第2次産業従事者が3,114人、第3次産業従事者が1万6,341人となっています。
石垣島では農業や畜産業、水産業、酒造業、伝統工芸など、さまざまな産業が活発に行われています。
それと同時に観光事業も盛んで、リゾートホテル、ショッピングモール、飲食店、マリンレジャーのお店など、観光客向けの求人も多数みられます。
正社員、パート・アルバイトともに求人はたくさんあります。
移住者向けの寮完備の求人も多く、このような求人なら家賃を節約できるでしょう。
収入はやや低めですが、出費に掛かる費用もそれほど多くありません。
石垣島に移住すれば、のんびりと働きながら豊かな自然を満喫でき、充実した人生が過ごせるのではないでしょうか。