地方への移住が人気・・でも本当に大丈夫?
仕事のリモート化が進み、週1回、月に1回会社に行けばいいのなら、地方に移住して自然いっぱいの暮らしをしてもいいのでは?と、地方へ移住する方も増えています。
家賃も安いし、家を買うにしても土地が安いので、あきらめていたマイホームを考える方もいますが、移住生活に成功した人もいれば、断念して結局帰ってきてしまった人もいるでしょう。
日々満員電車に揺られ都会で暮らしている人にとって、自然がいっぱいの地方は魅力的だと思いますが、生活するのですから、憧れだけで移住するのは危険です。
移住の失敗や失敗の回避方法を考えておくことも必要でしょう。
移住に失敗したのはどんな理由から?
移住する前には、緑が多くて海が近い、家賃も安いしおいしいものがたくさんあるなんて想像しているかもしれません。
しかし地方でも移住で人気のエリアは以外と家賃が高いですし、物価も流通に時間がかかることでそれほど安くないところも多いです。
都会と比較すると家賃が安くてもガソリン代がかかりますし、まして離島に移住となると本土よりも20円から30円ほど高くなることもあります。
異動は電車よりもバスが多くなり、バス料金も都会のようにエリア一定ではなく距離ごとに上がっていくため高いです。
都会ではスムーズだった人間関係がうまくいかないと悩む方もいます。
プライベートでは近隣住民の方々が優しくフレンドリーで暮らしやすいけれど、職場ではカルチャーショック的なことも多く、一緒に仕事をする際、困惑することもあるでしょう。
近隣の方々がフレンドリーすぎて、プライベート感がなくて落ち着かないという意見もあります。
いずれにしても違う土地で暮らすのですから、同じ日本でも方言の違い、風習の違いなどあることを考えておくべきです。
移住に失敗しないためにしておくべきこと・失敗回避の方法
移住に失敗しないために、一番重要なことは移住する前に移住したのちの生活費を計算しておくことが重要です。
家賃、水道光熱費、食費、それに生活にかかるもろもろのこと、引っ越しするときにどの程度の資金が必要なのか、支出について試算しておきます。
家賃に関しては地方によって、空き家を格安で貸してくれたり、補助制度があったり、移住の助成金が出るところもあります。
こうした支援の取組を利用できるよう、自治体が行っている取組をあらかじめ調べて積極的に利用しましょう。
人付き合いに関しては地域差もありますし、職場によっても違うので、あまり期待せずに行くことが一番です。
頭でっかちになってしまうと、そうならなかったときにショックを受けてしまうので、こんなものだろうな?と思っておけばショックも少なくて済みます。
移住に成功した人の意見は?
移住に失敗して地元に帰ってきた人もいますが、移住してよかったと笑顔で移住をすすめる方も少なくありません。
思い切って移住して、最初こそ生活の違いや言葉の違いなどに戸惑ったけど、色々な事を受け止めて自分なりに消化していけば、自分に合ったライフスタイルを実現できるという方もいます。
移住の前に予備知識を持っておくこと、生活費などを試算しておくこと、それに、大きな期待を持たないことがポイントです。
移住した人のブログや、自治体が紹介しているコラムなど読み、実際に生活している人の声を確認してみるといいでしょう。