美しい砂浜が魅力の南国の離島「徳之島」
徳之島は、鹿児島県にある奄美群島と呼ばれる島々の1つです。
沖縄諸島に近いため亜熱帯性気候で暖かく、南国雰囲気が漂うトロピカルな島として人気を集めています。
本土の主要空港からの直行便がなく、鹿児島か那覇、奄美大島を経由してアクセスします。
このため観光開発がされておらず、無垢なままの自然が残っているのが魅力です。
豊かな自然は世界自然遺産にも登録され、世界的にも珍しい生物が棲息しています。
また、闘牛や機織りなどの島が独自に育んできた伝統文化が体験できる貴重な島です。
徳之島で見逃せない観光スポット
徳之島の自然を満喫するなら、まずは海へでかけましょう。
徳之島の砂浜はサンゴでできているので、目が覚めるような白さです。
真っ青な空と海、真っ白な砂浜のコントラストは、うっとりするような美しさです。
大自然の力に癒され、日頃の疲れが吹き飛ぶことでしょう。
海岸線は隆起サンゴ礁が複雑な景観を作り出しており、海中にはカラフルな熱帯魚やウミガメが泳いでいます。
徳之島は冬になるとザトウクジラが立ち寄るスポットでもあるので、冬の観光ではホエールウォッチングもおすすめです。
海でおすすめのスポットの1つに、「畦プリンスビーチ海浜公園」があります。
真っ白なビーチと遙か遠くに水平線が横たわる真っ青な海のコントラストがすばらしく、「奄美群島国立公園」にも指定されている極上のビーチです。
子ども連れの旅行なら「瀬田海海浜公園」がおすすめです。
小さなお子さんでも安心して遊べる海水浴場として整備されており、サンゴ礁を利用してプール状の海を設けています。
波の影響を受けないおだやかな海に包まれて、お子さんでも楽しく遊ぶことができるでしょう。
真っ白な砂浜が広がる徳之島ですが、それとは全く印象が異なる、「ムシロ瀬」と呼ばれる海岸も観光スポットとなっています。
無骨な花崗岩が集まり、まるで石のむしろのような景観を作っていることから「ムシロ瀬」と呼ばれるようになりました。
雄々しい姿をみせる「ムシロ瀬」の周辺には、車輪梅と名付けられた可憐な花が咲いています。
車輪梅は、大島紬を染めるときに使われる植物でもあります。
海の景色以外にも各集落に伝わる伝統行事、勇壮な闘牛大会、島の歴史を語る史跡、昔ながらの景観が残る町並みなど見どころは満載です。
その中でも南国ムードが満喫できる散歩道としておすすめなのが、「金見崎ソテツトンネル」です。
樹齢300年のソテツの大樹が、自然のトンネルを作っています。
徳之島の闘牛を見学するなら、島一番の広さを誇る「徳之島なくさみ館」に出掛けましょう。
大きな牛が迫真の戦いを繰り広げる闘牛はまさに命と命のぶつかりあいで、迫力満点の闘牛をすぐ間近で体験できます。